中堅企業が「スキャナ保存」に踏み切った!その訳とは?
いろいろ厳しい要件が残っている電子帳簿保存法4条3項「スキャナ保存」に
令和元年9月30日に所轄税務署に申請を出し、年明けから本番稼働を控えて
いる中堅企業の本音に迫ります。
平成28年の要件緩和以降、企業TOP自らが、経理証憑のペーパーレスを
目指して、e-文書法/スキャナ保存について導入に向けての調査指示が出さ
れました。
はじめての調査なので、3社からの比較提案を受け、慎重に評価しました。
H社 | J社 | A社 | |
申請支援・コンサルティング力 | コンサル費用が高額 | 自社で申請必要 コンサル無し |
申請支援も充実 コンサル経験も豊富 |
製品機能・使いやすさなど | OCR機能など充実・多数の製品組み合わせ | クラウドサービス | 解りやすく使いやすい 特にPDFとCSVの一括取込機能 |
初期費用・ランニングコスト | 数千万円 | 初期は低額・ランニングが高額 | 初期は数百万の下レベル・ランニング低額 |
重視された点は
・費用面が他社と比較して高額すぎないこと(ランニングコスト含めて)
・製品が使いやすいこと
・申請や要件確保を自社独自では困難なので、しっかりサポートしてくれる点
でした。
コンサルティングを受けられたポイントは
1 紙証憑の保存業務分析
2 分析後のスキャナ保存制度導入のフィットアンドギャップ
3 申請書作成支援
4 事務処理フロー作成支援
5 各種規程関係書類作成支援
6 電子文書管理システム
1)運用設計
2)システム管理者
各種マスター登録
管理者教育
3)ユーザー教育
4)全体習熟指導
7 テスト稼働支援
8 本番前運用支援
です。
このように進めている中で、課題をあぶりだし
・システム関係
・運用関係
・要件解釈
ごとにアドバイスさせていて来まして、安心して本番準備に入っていただきました。
以上 ご参考になれば幸いです。
2019年12月11日 08:18