紹介料の紙領収書に替えて電子にした際の保存税法は何か?
■質問の背景
<現行業務>
○○事業部にて、
・営業マンが既存顧客から新規顧客を紹介頂いた場合に、紹介料を立替払いしている。
・その際に既存顧客より領収書を紙で受取、立替の経費精算をしている。
<今後検討>
・電子領収書をクラウドサービスで既存顧客に発行してもらい、ペーパーレス化を実施したい。
■問い合わせ:
上記検討内容は、電帳法なのか?どの分野なのか?分からずアドバイスの程、よろしくお願いいたします。
さて、皆さんは判りますよね!
もちろん
電帳法7条電子取引!ですね!!
★電帳法7条電子取引:
取引情報(取引に関して受領し、又は交付する注文書、契約書、送り状、領収書、見積書その他これらに準ずる書類に通常記載される事項をいう。)の授受を電磁的方式により行う取引をいう。
★上記より、「<今後検討>」を前提に判断すれば、電帳法7条電子取引であることは明確ですね。
★本質的な事
1 紙の領収書は紙領収書を7年間保存
2 1をスキャナ保存して紙を廃棄可能
3 1に代えて電子の領収書をクラウドサービス経由で入手したら電帳法7条電子取引
4 3の保存は、各種保存要件注意:JIIMA認証サービスであれば安心
5 紙の領収書と電子の領収書の混在は避けられないだろう:理由:顧客のITリテラシーの問題
★益田の視点
・ <現行業務>を<今後検討>「電子領収書をクラウドサービスで既存顧客に発行してもらい、ペーパーレス化を実施したい。」とどうしてこの考えに至ったのか?
・ 上記は、既存顧客に負担を強いるもので、メリットがあるのは受け取り企業側のみ!
・ 私が、既存客なら今まで通り紙の領収書を渡すので、取りに来てと言いますね!!
・ それを、既存客顧客に、なるほど、このネットのサービスで領収書の登録&発行&送付の方が簡単だから、そうするわと言わせる何かがあるのでしょうか?
以上
参考になれば、幸いです。
筆者紹介 益田康夫 関西大学商学部卒業 本籍地 神奈川県
メアド masuda@e-sol.tokyo
1984年に社会人になり、IT業界一筋ながら 3回の転職を経て現在に至っています。 特に2008年のリーマンショック後の不況の 影響を受けて、2010年6月末にリストラ退社して現本業のアンテナハウス株式会社 https://www.antenna.co.jp/ に入社しました。 Sun MicrosystemsやOracleを中心 にしたITインフラから、IAサーバとしてのCompaqやIBMなどや、文書管理システムや ポータルシステムを販売していた前職と、現在のアンテナハウスでのPDF技術や電子 ファイルの変換技術などを中心にした、e-ドキュメントソリューションを探求して ノウハウを習得してきました。 特に、2011年以降、個人で学習時間をひねり出して 、文書情報管理士資格2級、1級、上級と最短記録でレベルアップさせ、更に国家資格 の行政書士※、日商簿記3級を2015年までに取得しました。 行政書士とは、https://www.gyosei.or.jp/information/ をご覧ください。 筆者が経営する株式会社e-SOLは2019年1月8日の設立されました.
2022年09月09日 09:26