国税庁インボイス動画23年1月版の少し残念な理由
→ 国税庁_インボイス制度説明会_2023年1月度開催 の 「基礎編」をじっくり視聴しました。
良かった点は
・最新の税制改正の情報が盛り込まれていて
・注意点等丁寧に説明されていて
47分間と言う時間も気になりませんでした。
残念な点
・動画内の資料には「参考資料」が含まれていなくて
・「参考資料」がどこにあるのかが、よくわからない
動画内のコメントを頼りに、探し回って、やっと見つけた
以下に、整理し直した情報を提供します。
国税庁_インボイス制度説明会_2023年1月度開催
説明内容:導入編、基礎編及びテーマ別編を実施しています。
【ポイント】
令和5年度税制改正大綱発表後の政府閣議決定内容が加味された、2023年1月末時点での最新の内容です。
>売上げに係る対価の返還等に係る税込価額が1万円未満である場合には、その適格返還請求書の交付義務を免除する。
>基準期間における課税売上高が1億円以下又は特定期間における課税売上高が5,000万円以下である事業者が、令和5年10月1日から令和11年9月30日までの間に国内において行う課税仕入れについて、当該課税仕入れに係る支払対価の額が1万円未満である場合には、一定の事項が記載された帳簿のみの保存による仕入税額控除を認める経過措置を講ずる。
>適格請求書発行事業者の令和5年10月1日から令和8年9月30日までの日の属する各課税期間において、免税事業者が適格請求書発行事業者となったこと又は課税事業者選択届出書を提出したことにより事業者免税点制度の適用を受けられないこととなる場合には、その課税期間における課税標準額に対する消費税額から控除する金額は、当該課税標準額に対する消費税額に8割を乗じた額とすることにより、納付税額を当該課税標準額に対する消費税額の2割とすることができることとする。
・ 導入編
→ インボイス制度の概要と登録検討のポイントを、消費税の仕組みからご説明します。
資料)https://drive.google.com/file/d/1Kldsrm27okwM_zOvt4EVdq9Nj4uPcxxm/view
・ 基礎編
→ 制度の全体概要について説明します。
資料)https://drive.google.com/file/d/1MMYOQD21werSbJ6RNLnwlX87E3AHV0Ft/view
巻末の資料
参-1インボイス等の電磁的記録による提供
参-2簡易インボイスの記載事項
参-3媒介者交付特例
参-4免税事業者の登録手続
参-5e-Taxを利用した登録申請
参-6インボイス制度への事前準備の基本項目チェックシート
・ テーマ別編
→ 「基礎編」では説明できなかった事項を中心に、論点別にご説明します。
※「基礎編」をアーカイブでご覧いただいてからのご参加をお勧めします。
「インボイスの記載方法の具体例と端数処理の留意点」
資料)https://drive.google.com/file/d/1ZXjYu9wcnx1ZFkGiiONoPOuium8HCZyG/view
「インボイスの種類」「交付のケース別対応例」
資料)https://drive.google.com/file/d/1sLOxFjA-iUTmVOE9tEGMRt2v_tJpG-KO/view
その他重要資料)
▶インボイス制度の負担軽減措置(案)のよくある質問とその回答(PDF:809KB)
https://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/consumption/qa_futankeigen.pdf
以上 参考になれば幸いです。
筆者紹介
益田康夫 関西大学商学部卒業 本籍地 神奈川県
メアド masuda@e-sol.tokyo
1984年に社会人になり、IT業界一筋ながら 3回の転職を経て現在に至っています。
特に2008年のリーマンショック後の不況の 影響を受けて、2010年6月末にリストラ退社して現本業のアンテナハウス株式会社 https://www.antenna.co.jp/ に入社しました。 Sun MicrosystemsやOracleを中心 にしたITインフラから、IAサーバとしてのCompaqやIBMなどや、文書管理システムや ポータルシステムを販売していた前職と、現在のアンテナハウスでのPDF技術や電子 ファイルの変換技術などを中心にした、e-ドキュメントソリューションを探求して ノウハウを習得してきました。
特に、2011年以降、個人で学習時間をひねり出して 、文書情報管理士資格2級、1級、上級と最短記録でレベルアップさせ、更に国家資格 の行政書士※、日商簿記3級を2015年までに取得しました。
行政書士とは、https://www.gyosei.or.jp/information/ をご覧ください。
筆者が経営する株式会社e-SOLは2019年1月8日の設立されました。
2023年01月31日 12:31