「電子帳簿保存法に対応してペーパレス化を行いたい」問合せ
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電子帳簿保存法に対応してペーパレス化を行いたいと考えている○○です。
現在でも過去の請求書等は全てPDFにしてドロップボックスに収納しており、
契約している税理士法人ともドロップボックスで連携しております。
当○○のように小規模な○○におけるメリット・デメリットをお聞かせ頂き、
コストとの見合いを検討して採用ソフトを決定したいと思っております。
●●がHPを拝見する限り良いのではと考えます。
一度ご相談させていただければ幸いです。
宜しくお願い致します。
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回答した内容は、以下の通りです。
★デメリットを負担 と 置き換えてコメントします。
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1 負担は紙保管と比較して電子化保管はスキャンが必要となりますが、貴社の場合は既にスキャンしているのであたりません。
・但し、解像度・階調・大きさ情報の要件確保が未であれば、電子化方法の見直しが必要です。
2 次に紙原本の廃棄を速やかにしたい場合は、電子帳簿保存法スキャナ保存制度の申請承認が必要となり、その手続きが余分にかかります。
3 そして、その申請には、事務処理フローの作成や各種規程の作成と備付けが必要になる点です。
4 さらに、上記規程通りに運用する内部統制が必要になります。
・運用不備が散見される場合は、消費税の仕入れ税額控除や青色申告法人が剥奪されて、経営に大きなダメージが出ます。
5 これらのことを自力で、独学で調査検討して、申請から導入・運用することはまだまだ大きな負担となります。
★ここからメリット
1 重くてかさばる 紙保管から脱却できる
2 倉庫が不要になる
3 キャビネットが空き、居室の有効利用ができる
4 電子なので直ぐに検索出来て、楽に回付できる
5 工夫次第で、帳簿とシームレスに連携できるの
6 社内の不正を防止牽制できる
7 税務署からの信頼が上がり、税務調査の間隔が広がり、調査期間が短縮できる
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これらの内容は、中小企業であれば参考になる内容なのでブログにしてみました。
2019年12月15日 14:20