正しく定期検査のサンプリングできていますか?
電帳法「スキャナ保存」制度の「適正事務処理要件」で必須の「定期検査」について
国税重要書類廃棄前の25件サンプリング簡単ツールを案内します。
解説)
内部統制が有効かの評価するため経営者が設定した内部統制が、きちんと実務で機能しているかを検証する必要があります。
しかし、全ての取引について内部統制がきちんと機能しているかを検証するは実質的に(中堅企業以上の規模では)困難ですから、全取引の中からサンプルを抽出し、当該サンプルを検証することで、全体の有効性を間接的に立証することとなります。
内部統制の評価テストでは「25件」のサンプルテストが必要だ、と聞かれた方もあるとおもいますが、これは、確率論の考え方に基づき母集団の結論を導くのに必要なテスト件数です。
具体例)
ExcleのRAND関数を使用します。
RAND関数の「RAND」は、ランダムのRAND。つまり、セルに「=RAND()」と入力すると、0から1までのランダムな数字が返ってきます。
RAND関数を応用すると、 乱数表を作ることができます。
例えば書類No.500~1000まで、という風に範囲を指定したい場合は、「=RAND()*(1000-500)+500」とします。
指定する範囲をa~bとすると、「=RAND()*(b-a)+a」 という式になります。
それぞれに指定したい対象書類で入力してみてください!
筆者紹介 益田康夫 関西大学商学部卒業 本籍地神奈川県 メアド masuda@e-sol.tokyo
1984年に社会人になり、IT業界一筋ながら3回の転職を経て現在に至っています。
特に2008年のリーマンショック後の不況の影響を受けて、2010年6月末にリストラ退社して現本業のアンテナハウス株式会社 https://www.antenna.co.jp/ に入社しました。
Sun MicrosystemsやOracleを中心にしたITインフラから、IAサーバとしてのCompaqやIBMなどや、文書管理システムやポータルシステムを販売していた前職と、現在のアンテナハウスでのPDF技術や電子ファイルの変換技術などを中心にした、e-ドキュメントソリューションを探求してノウハウを習得してきました。
特に、2011年以降、個人で学習時間をひねり出して、文書情報管理士資格2級、1級、上級と最短記録でレベルアップさせ、更に国家資格の行政書士※、日商簿記3級を2015年までに取得しました。
- 行政書士とは、https://www.gyosei.or.jp/information/ をご覧ください。